GNOMEでフォルダを開くたびに新しいウィンドウが表示される
Linuxについての記事です。
CentOS6.2のデスクトップ環境をよく使います。デスクトップ環境でファイルブラウザ機能を提供してくれるNautilusというソフトが標準インストールされていました。
これはファイルやフォルダをGUIで管理するのに使わせてもらっているのですが、フォルダをダブルクリックするたびに新規ウィンドウが表示されていき、階層が深いフォルダを開いていくとデスクトップで作業をするスペースが開いたウィンドウですべて埋まってしまいます。フォルダの移動をスマートにできたらしたいと感じていました。
デスクトップにフォルダを開いていくとウィンドウがたくさん並んでしまって画面で作業がし辛いです。もうこんな状態になってしまうとどのフォルダを開いたのかも分からない状態です。
このようにフォルダを開くたびに表示されるモードがスペイシャルモード(空間モード)と呼ぶようです。
GNOME公式サイト
空間モード
そこでフォルダをダブルクリックしても新しいウィンドウが起動しないようにできないものかと調査。
@ITのページで問題が解決できそうな情報を確認しました。Fedora Core 2のNautilusを旧ユーザーインターフェイスで起動する設定
調べていくとブラウザモードという機能もありこれだと新しいウィンドウが表示されずに検索バーや場所を示すバーなどが表示されるようになります。
GNOME公式サイト
ファイルマネージャの動作
gconf-editorという設定エディタをインストールします。
# yum install gconf-editor Installing : gconf-editor-2.28.0-3.el6.x86_64 1/1 Installed: gconf-editor.x86_64 0:2.28.0-3.el6 Complete!
インストールができたらgconf-editorを起動させます。
メニューバーの”アプリケーション”をクリックして”システムツール”から”設定エディタ”をクリックして起動します。
nautilus→preferencesと辿っていきalways_use_browserのチェックマークを入れます。
nautilusのファイルブラウザを開くと設定前の状態とは違ってフォルダを開いても一つのウィンドウの中で開く事ができるようになりました。
※2013年12月2日追記
もう少しよく調べたら上記のようにgconf-editorをインストールしなくてもデフォルトの設定を変更すればウィンドウを開かなくてもフォルダをブラウズする事が出来ます。
ファイル管理の設定画面の動作タブをクリックし「常にブラウザウィンドウで開く」のチェックボックスにチェックをするとファイルブラウザとして動作するようになります。