GNOMEでフォルダを開くたびに新しいウィンドウが表示される

   2014/04/04

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Linuxについての記事です。

CentOS6.2のデスクトップ環境をよく使います。デスクトップ環境でファイルブラウザ機能を提供してくれるNautilusというソフトが標準インストールされていました。
これはファイルやフォルダをGUIで管理するのに使わせてもらっているのですが、フォルダをダブルクリックするたびに新規ウィンドウが表示されていき、階層が深いフォルダを開いていくとデスクトップで作業をするスペースが開いたウィンドウですべて埋まってしまいます。フォルダの移動をスマートにできたらしたいと感じていました。

デスクトップにフォルダを開いていくとウィンドウがたくさん並んでしまって画面で作業がし辛いです。もうこんな状態になってしまうとどのフォルダを開いたのかも分からない状態です。
nautilusでフォルダを開くとたくさんウィンドウが表示される
このようにフォルダを開くたびに表示されるモードがスペイシャルモード(空間モード)と呼ぶようです。
GNOME公式サイト
空間モード

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そこでフォルダをダブルクリックしても新しいウィンドウが起動しないようにできないものかと調査。
@ITのページで問題が解決できそうな情報を確認しました。Fedora Core 2のNautilusを旧ユーザーインターフェイスで起動する設定
調べていくとブラウザモードという機能もありこれだと新しいウィンドウが表示されずに検索バーや場所を示すバーなどが表示されるようになります。
GNOME公式サイト
ファイルマネージャの動作

gconf-editorという設定エディタをインストールします。

# yum install gconf-editor

  Installing : gconf-editor-2.28.0-3.el6.x86_64                   1/1 

Installed:
  gconf-editor.x86_64 0:2.28.0-3.el6                                  

Complete!

インストールができたらgconf-editorを起動させます。
メニューバーの”アプリケーション”をクリックして”システムツール”から”設定エディタ”をクリックして起動します。
gconf-editorを起動させます。

nautilus→preferencesと辿っていきalways_use_browserのチェックマークを入れます。
ファイルブラウザが起動しないように設定します。

nautilusのファイルブラウザを開くと設定前の状態とは違ってフォルダを開いても一つのウィンドウの中で開く事ができるようになりました。
ファイルブラウザの表示がスマートになりました。

※2013年12月2日追記
もう少しよく調べたら上記のようにgconf-editorをインストールしなくてもデフォルトの設定を変更すればウィンドウを開かなくてもフォルダをブラウズする事が出来ます。

フォルダメニューにある編集→設定をクリックします。
フォルダメニューにある編集→設定をクリック

ファイル管理の設定画面の動作タブをクリックし「常にブラウザウィンドウで開く」のチェックボックスにチェックをするとファイルブラウザとして動作するようになります。
「常にブラウザウィンドウで開く」のチェックボックスにチェックをする

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