Windows7 リモートデスクトップver8について
Windowsについての記事です。
リモートデスクトップ接続でマルチディスプレイ機能を利用するためにホストPCのリモートデスクトップ機能を更新します。
環境
- ・ホストPC: Windows 7 Professional 64bit
- ・クライアントPC: Windows 8.1 Pro 64bit ディスプレイ二画面で使用
内容
複数のディスプレイで使用しているクライアントPC(Windows 8.1)からWindows 7に接続をしてWindows 7を複数のディスプレイでリモート制御をする為に下記の更新プログラムをインストールをしていきます。
デュアルディスプレイでのリモートデスクトップでホストPCを操作できれば画面を広く使えて何かと便利になります。
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ プロトコル (RDP) 8.0 の更新
リモートデスクトップバージョン8に対応させるための更新プログラム
・KB2592687
ダウンロードページ
http://support.microsoft.com/kb/2592687/ja
Windows 7 Service Pack 1またはWindows Server 2008 R2 Service Pack 1を実行しているコンピュータ用に用意されている更新プログラムKB2592687をインストールする事でRemote Desktop Protocol 8.0の機能を利用できるようになります。この機能はWindows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2で既に実行できる機能です。
マルチティスプレイでリモートデスクトップ接続をすると2画面で操作が可能になります。
KB2592687の更新プログラムは「オプションの更新プログラム一覧」に含まれています。
更新プログラムをインストールした後に再起動します。
クライアントからホストにリモートデスクトップ接続をするときにオプションで「リモートセッションで全てのモニターを使用する」のチェックボックスにチェックをするとマルチディスプレイでのリモートデスクトップ接続ができるようになります。
しかし、Windows 7に接続したときにマルチディスプレイにはならず、コントロールパネルでもディスプレイは一枚しか認識されていない状態。
Windows Updateでマルチディスプレイ対応の更新プログラムをインストールしてみてもやはりディスプレイは一枚しか認識されませんでした。
リモートデスクトップ接続でマルチディスプレイを使おうとしたらできなかった。
原因を調べたらいろいろわかったのでその時のことを記事に残しておく。
最終的にわかったのが「Windows 7 Proではマルチディスプレイのリモートデスクトップ接続ができない」ということ。
原因はマルチディスプレイでのリモートデスクトップ接続はWindows 7のエディションによってマルチディスプレイのリモートデスクトップ接続は制限があるようです。
結果として対応しているのは「Windows 7 Enterprise」、「Windows 7 Ultimate」のみということがわかりました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Windows_7_editions#Comparison_chart
Edition | マルチディスプレイ リモートデスクトップ |
---|---|
Windows7 Starter | 不可 |
Windows7 Home Basic | 不可 |
Windows7 Home Premium | 不可 |
Windows7 Professional | 不可 |
Windows7 Enterprise | 可 |
Windows7 Ultimate | 可 |
以上、同じようにWindows 7にマルチディスプレイでリモートデスクトップ接続しようとしている場合はエディションの確認をしてみるといいと思います。