PR-500KI PPPoE接続設定方法

   2014/10/30

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NTTのフレッツ光についての記事です。

フレッツ光ネクストギガビット対応ひかり電話ルータPR-500KIのPPPoE設定を行います。PPPoE設定はインターネットサービスプロバイダの契約を変更したり乗り換えたりした時に必要な操作になります。プロバイダを変更するとそれまで使えていたPPPoEの設定を変更しないとインターネットに接続することができません。
新たに契約したプロバイダから発行される認証用のIDとパスワード使ってルータに設定する必要があります。

ここではフレッツ光の光電話ルータの設定について書いていきます。
PR-500KI PPPoE設定方法

設定前の準備
設定をする前の準備としてネットワークの環境を確認します。ひかり電話ルータはDHCPの機能が有効でデフォルトで192.168.1.1/24のIPセグメントのIPアドレスを割り振ります。
従ってひかり電話ルータの設定をするには192.168.1.1/24のネットワークセグメントにクライアントを参加させる必要があります。
具体的な例を言うとひかり電話ルータの直下にPCを有線LANケーブルを接続、配線して、PCのIPアドレスの取得方法を「自動取得」に設定することで192.168.1.1/24のネットワークセグメントに参加が可能です。

設定手順

ひかり電話ルータのWEB設定画面を表示して行います。ブラウザを開きルータのWEB設定画面を開きます。ルータに設定されているデフォルトのIPアドレスは192.168.1.1です。
アドレス入力バーに「http://192.168.1.1」と入力をしてEnterキーを押します。

アドレス入力バーに「http://192.168.1.1」と入力をしてEnterキーを押します

ルータのログインするためのBasic認証画面(Windows セキュリティ)が表示されます。
ルータのログイン情報、「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。
ユーザ名には「user」パスワードは自分で設定したパスワードを入力し[OK]をクリックします。
「資格情報を記憶する」にチェックを付けておくと次回からログイン画面を自動的に進めることができます。

ルータログイン画面
ルータのログイン情報、「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。 ユーザ名には「user」パスワードは自分で設定したパスワードを入力し[OK]をクリックします。自分で設定をした覚えがない場合やルータを設置した工事担当者が設定をした場合等は「user」、「admin」、「ntt」、「east」、「west」、「0000」、「1111」を試してみます。
それでもログインができない場合はルータの初期化が必要になります。

ルータのログイン情報、「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。 ユーザ名には「user」パスワードは自分で設定したパスワードを入力し[OK]をクリックします。

ルータ設定画面が表示されます。

接続先設定
左メニューから「基本設定」>「接続先設定(IPv4 PPPoE)」を選択します。

左メニューから「基本設定」>「接続先設定(IPv4 PPPoE)」を選択します

接続先設定(IPv4 PPPoE)
「セッション名」の列にある「メインセッション」をクリックします。

「セッション名」の列にある「メインセッション」をクリックします

メインセッション設定

【接続先の設定】と表示されている中にある項目を埋めていきます。インターネットサービスプロバイダーから送付される書類などに記載されている情報を元に設定を行います。書類がない場合や入力する値が不明な場合は各プロバイダーで確認が必要になります。

「接続先名」には契約をしているインターネットサービスプロバイダーの名前などを任意に入力します。
「接続先名」はインターネットサービスプロバイダーからの情報でPPPoE認証に使われるIDを入力します。例) ipxxx@xxx.ntt.ne.jp
「接続パスワード」はインターネットサービスプロバイダーの情報でPPPoE認証に使われるパスワードを入力します。

どのような情報が必要なのか各プロバイダーの情報については下記のリンクにまとめておきました。


設定を終えたら一番下にある設定ボタンをクリックします。

「接続先ユーザ名」と「接続パスワード」にインターネットサービスプロバイダから発行される情報を入力します。

メインセッションの有効化
メインセッションの「接続可」ボックスにチェックをつけます。
メインセッションの「接続可」ボックスにチェックをつけます

「設定」ボタンをクリックして設定を保存します。

「設定」ボタンをクリックして設定を保存します

PPPoE接続の実行
「接続」ボタンをクリックしPPPoE接続を実行します。
この時「状態」は「未接続」の表示になっています。
「接続」ボタンをクリックしPPPoE接続を実行します

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PPPoE接続確立
上記接続先設定で入力した値に誤りがなくプロバイダの認証が通ると「状態」が「接続中」の表示に切り替わりPPPoE接続が確立された状態になります。同時にインターネットへのアクセスも可能状態になります。

「未接続(認証エラー)」等の表示であった場合はPPPoE接続の設定ができていない可能性があり修正が必要です。また、よくあるケースで料金未納などの理由で今まで使えていたものが急に接続できない場合はプロバイダにサービスを停止されている可能性があり確認が必要となります。
接続先設定で入力した値に誤りがなくプロバイダの認証が通ると「状態」が「接続中」の表示に切り替わりPPPoE接続が確立された状態になります

ルータのランプ状態
ルータの本体にあるPPPランプがPPPoE接続の状態を示していてランプがオレンジ色か緑色で点灯していればPPPoE接続設定ができている状態を示しています。

「PPPランプ」は2セッションで接続しているときはオレンジのランプ、1セッションで接続しているときは緑のランプで点灯する仕様になっています。
「PPPランプ」は2セッションで接続しているときはオレンジのランプ、1セッションで接続しているときは緑のランプで点灯する仕様になっています

設定は以上です。

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コメント一覧

  1. ありがとうおじさん より:

    助かった!ありがとう!

    • brah より:

      ありがとうおじさん >>

      記事がお役にたてたならうれしいです。

  2. 麻生富夫 より:

    ルータの設置をして、インターネットも問題なくできていますが、PPPランプが点灯していません、問題ないでしょうか、高度な設定のブリッジ機能を使用するにチェックが入っています
    宜しくお願いいたします。

    • brah より:

      麻生富夫さん >>
      ルータの PPP ランプの意味は記事の中でも説明していますが、ルータとインターネットサービスプロバイダの間の PPPoE 通信が確立されているときです。
      一方で、PPP ランプが点灯しておらず、インターネットにつながる環境というのは環境次第で作ることができます。
      恐らく質問者さんの環境は NTT のルータの配下に、もう一台別のルータが設置されていてつながる環境になっていることなどが考えられます。
      もう一台のルータの方に PPPoE の設定がされていることで NTT ルータの PPPoE の設定が不要になります。
      NTT ルータの高度な設定の PPPoE ブリッジ機能のチェックが入っていれば、NTT ルータの配下にある機器からの PPPoE 通信を中継する機能です。チェックが入っているということはルータを 2 台でご利用になっている可能性も高いといえます。
      ご利用の環境を教えていただければ、詳細がわかると思います。

  3. 麻生富夫 より:

    ルータの設置をして、インターネットも問題なくできていますが、PPPランプが点灯していません、問題ないでしょうか、高度な設定のブリッジ機能を使用するにチェックが入っています
    宜しくお願いいたします。

  4. 猪子豪志 より:

    メインセッションがクリックできないのですがどうすればいいですか?

    • brah より:

      猪子豪志さん >>
      メインセッションがクリックできない原因はわかりかねますが、Web ブラウザを変更してみたらどうでしょうか。
      また、キーボードの tab キーで選択できますでしょうか。
      ルータの再起動、PC の再起動でどうでしょうか。
      Web ブラウザの設定で何かしらの制限が設定されていますか。
      セッション 2-5 はクリックできますか。
      他のセッションをクリック出来たら、メインセッションの代わりに設定することができますので、メインセッションに固執しなくても大丈夫です。
      設定できるセッションは 5 つありますので、その中のどれかで設定できれば問題ないので試してみてください。

  5. 畠山 稔弘 より:

    本装置PR-500KIの仕様について、お手数ですが、ご教授をお願います。本装置のLAN側へひかり電話を接続して、かつ別製品のルータを接続して、複数ネットワークを部門ごとにアクセス制御したいと考えております。
    この場合、PR-500KIの「利用タイプ」の「インターネットを接続先しない」を選択して、配下に接続するルータのWAN側で、プロバイダーの設定をしたいと思いますが、問題ないでしょうか?
    PR-500KIは、ひかり電話のみの制御を行い、パソコン通信は、配下のルータで制御したいと考えております。お手数ですがよろしくお願いいたします。

    • brah より:

      畠山 稔弘 さん >>
      そのやり方で問題ないと思います。PR-500KI の WAN 側は NAT 変換の機能がありますので、上部にあるルータのと違うセグメントにしておいてください。

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